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The opening song for "That 70s Show" starts, "hanging out..."
When I was teaching Japanese at a high school in Illinois, a student in my classroom came up to me, and said in Japanese, "Can I play around here?"
I had to think for a while to find what was going on in his head. And finally, I understood. He meant, "Can I hang out here." He had to wait until the next class began.
I said, "Yes, but the verb you used was wrong," mimicking the action of to "fool around." "Okay. Then, I would say,...," he said in Japanese, "Can I stay over tonight?"
"No, you can't." I really appreciated his willingness to speak Japanese. But, helping him create a right sentence was a slightly difficult. Finally, he said the right sentence, whose word-for-word translation would be "Can I be here for a while?"
以前,このブログのどこかに書いたことがあるかもしれないが,hang out という句動詞について書く.hang out とは,「時間を取り立てて何もすることなく過ごす」という意味である.
この単語には,想い出がある.イリノイの高校で日本語を教えていたとき,生徒の一人が,日本語で「ここであそんでもいいですか?」と云ってきた.
ここは教室なんだから,サッカーなんか突然されたらどうしよう,と思ったが,考えてみれば,Can I hang out here for a while?「ちょっとここで時間をつぶしていいですか」と云いたいのだと気付いた.アメリカの学校では,休み時間以外に廊下をうろうろしていることは許されない.ガードマンに尋問される.ベルがなるまでどこかの教室にいないといけないのである.
「いいけど,君の云った日本語だとこういう意味だよ」と,部屋の中で遊びまわるしぐさをしながら説明した.すると,彼は,「ここに止まってもいいですか」と日本語で云った.おいおい,とまる気かよ.でも,彼はCan I stay here? を直訳したのだ.
やっとのことで,彼は,「ここにいてもいいですか」という正しい日本語にたどり着いた.やれやれ.日本語はむずかしいですな.
で,hang out だが,友達と一緒に hang out するというと,ヴィデオとかを部屋で一緒に観たり,テレビゲーム(英語ではvideo game)をしたりすることを指す.今日たまたま,レンタルヴィデオ屋さんで,高校生が「お前の家でこの映画みようぜ」みたいなことを思った.けっこうほほえましく思った.ぼくが高校生のころは,みんな受験勉強に忙しくて,友達と一緒にゆったりとする(社会学者の宮台真司が「まったりする」とかいう動詞を使ってたが,このニュアンスに近い.ぼくはこの言葉を使わないし,いまの人が使うかどうか知らない)ことはあまりなかった.
これを云うとヨーロッパかぶれと云われそうだが,ヨーロッパ人(特に労働者階級)は,大人になっても,仕事よりも,家族とか友人と hang out することを生きることの第一の価値においてい
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Milton Friedman, who wrote "Free to Choose" stressed the advantages of the marketplace and the disadvantage of goverment invention. He considered himself as classically liberal.
それに較べて,英米型モデルというのは多少きつい面があると思う.仕事における明確な目標設定をし,それに向かってもっとも効率的な努力をする,そして,それがうまくいけば,報酬がもたらされる,というのは仕事が好きであれば楽しそうだが,実際,自分の本当にやりたいことを仕事にできる人はおそらく1割,いや1パーセントもいないのではないか.ぼくは,いまでも英米古典派経済学者のミルトン・フリードマンに一目置いてはいるが,人間の生活はなんでも合理主義(rationalism)で割り切れるものではなく,一見意味のないように見える, hang out することに幸せがある,と考えるヨーロッパ文化に一目置く.アメリカでさえも,ぼくが住んでいた田舎にはそういうような考えで生きている人がほとんどだった気がする.
正直云って,たまに友達と会ったりはするが,hang out というようなのんびりした感じまではまだいっていないような気がする.日本だから仕方ないやとも思うが,やはり,ときどき,さみしく感じる.
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