英語学習において,文法はそれなりに重要であることは以前述べた.しかしながら,高校・大学受験であれ,資格試験などの学習であれ,日本人の英文法の学習はなにか違っている気がする.
というのは,自分自身やはり,英語を話したり,書いたりするとき,完全にネイティヴのように離している訳ではなくて,やはり少し文構造を意識していると思うが,しかし,実際,日本で書かれた文法書に目を通してみるとなんか違和感を覚えるのである.
ネイティヴであれば,自然に身につく言葉の感覚を意識的に合理的なルールで説明するようなものでなければならない.ただ,なかなか自分自身この問題を考えているがうまくいかない.
そこで,とりあえず,アメリカ英語の文構造やアメリカの国語の授業で倣う文法ルールで,日本の学校英語のルールと衝突するものをいくつかたびたび紹介することにしたい.これは,ネイティヴが読んでもつまんないだろうから全部原則として日本語で書く.
最初に,ぼく自身がすごいびっくりしたことを書く.
Jill likes that her children eat ice cream.
上の英文は文法的に正しいだろうか.正しいのである.少なくとも,多くのアメリカ人が正しいと云うだろう.ぼくは,あまり文法にうるさいほうではないが,like は,to do と -ing形をとるが,that 節をとることなど考えもしなかった.しかし,この英文をTESL(第2言語としての英語教育)や英文学の学位をもっているアメリカ人が異口同音に正しい英文だと云ったのである.
As long as you are non-native speakers, you often encounter a sentence that you believe would be totally incorrect but that native speakers say is correct.
だから,これは,教養のある人でも,以下のような文章を云ってしまう問題とはわけがちがう.
There's two books on the table.If I was a girl, I would often bake cookies.
ちなみに,There's-->There are,was-->were のほうがいいとされる.これは書き言葉では必ず直される.じゃあ,want はどうなのかというと,これはwant that... というのは絶対にダメらしい.なぜかは全くわからない.
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